積み上げられた原木が圧巻! 平田木材店では、月に2~3回、 京若狭エリアの原木市場数か所で「京若狭材」の原木丸太を仕入れています。 京若狭材とは、福井県若狭地方から京都府北部エリアで 生産された杉や桧などの国産木材のこと。 そして今月も、京都市右京区京北町にある、 北桑木材センターへ目利きに行ってまいりました。
京都市北部は、かつて平安京の造成に木を供給したところから 林業の歴史が始まったと言われ、 その後も幕府直轄の天領地として施業が続けられてきた地域です。 そのため、丁寧に手入れされた美しい森から、今なお良質な木材が出荷されてきます。 特に秋冬時期は、 木が成長のために吸収する水分が抑えられるため、 「虫が入りにくい」「傷や腐りが広がりにくい」等、 木材製品を製造する作り手にとって、絶好の買い付け時期! この日も当社製材部長の梅垣が、真剣な眼差しで丸太を競り落とします。
冬晴れの中、競り子さんの元気な声は、辺りの山まで響き渡っていました。 長い間、愛情を込めて育てられた原木丸太は、 また何十年と住まいを支える安心安全な部材として活かされるよう、 製材部が丁寧に加工させていただきます。