平田木材店

私たちの会社は、製材部、建材・サッシ部、建設部、不動産部から構成され、それぞれのプロフェッショナルがチームを作り、連携し合って動いています。新築や公共建築物のような大きなプロジェクトのみならず、網戸を張替えたい、というような日々の暮らしに即したご要望にも、小回りの利くサービスをご提供できる点が、小さなチームが持つ強みです。 「暮らしの窓口」として、木材・住まい・土地までを含めた住まいに関するあらゆるご要望にお応えすると共に、若狭エリアのライフスタイルをトータルでご提案させていただきます。

ここ若狭高浜は、福井県の最西端にあり若狭湾に面した良港のため、古くは飛鳥、奈良の時代より「御食国（みけつくに）」として海の幸を都に運んだ歴史が明らかになっています。京の都へ魚介類を運んだ「西の鯖街道」は、今でも食文化として、その名残を残しています。このように、物流を発端に都との交流が深かった若狭からは、「若狭大工」と呼ばれる匠たちの「技」も重宝され、都の建造物を築く力となりました。 私たちは、若狭エリアを拠点に木を扱うプロとして、若狭大工の技を余すところなく見せる設計プランに誇りを持っています。 本格和風から、時代に応じたモダン建築まで、木と技を魅せる設計力に定評をいただいています。

JASとは、日本農林規格の英訳であるJapan Agricultural Standardの略称であり、JAS規格制度に基づいて、品質改善、生産体制、取引の公正性等が管理されています。 私たちの製材工場はJAS認定取得の国産材製材工場であり、公共建築にも対応できる高品質の製品を製材しています。 JAS規格のように、国内統一で定められた品質基準を順守しながら、よい木を扱うプロとして、さらに職人達がこだわり抜いた品質の製品をお届けしています。

平田木材店創業の背景には、第二次世界大戦の終戦後、初代・平田要が戦争から帰還した親族ら数名と共に立ち上げた和田製材所がありました。地域の恵まれたマツ資源を利用し、トロ箱（海産物を出荷するために用いる箱）や酒箱、建築用材を製造し、木材という地域資源を商品に換えて、地域の発展に貢献する工場の礎が築かれました。当社では、前身となる和田製材所の創業の理念を胸に、地域唯一の製材所として様々な業態のお客様のご期待に応えてきました。こうして先代たちが築き上げてきた地域信頼を受け継ぎ、家づくりから公共建築まで幅広く手掛け、高浜町の街並みとコミュニティづくりを支えています。