皆さんは、住宅の「気密性」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
文字通り、建物にどれだけスキマがあるかを表す言葉です。
断熱材を分厚くしても、気密性が低ければ十分に性能を発揮できません。
分厚いダウンコートを着ても、穴だらけでは寒いのはイメージしやすいと思います。
それと同じで、住宅もスキマは小さい方が良いのです。
そんなスキマを小さくするには、テープを貼ったり発泡剤を吹き付けたり、
地味な作業の連続です。
手間がかかりますが、人生100年時代、長ければ60年以上暮らすかもしれない新しい住まい。
今回の新しいブランド住宅では、以前の記事でご紹介したような「昔からあるよいもの」が生み出す快適性に加えて、「新しくてよいもの」、つまり最新の知見に基づいた設計・施工・材料による快適性を、適正な価格で提供することをコンセプトのひとつにしています。
言葉にしてみるとなんとも当たり前のことですが、それを今あらためてまじめに取り組むことが弊社らしさでもあるのかなと思っています。
さて、前置きが長くなりましたが、今日は建設中のモデルハウスの気密性を確かめる「気密測定」の日。
ドアや窓を閉めきり、専用の機械で家の空気を抜いた時に、どれだけスキマ風が入ったかを測定します。
そして今回の数値、
C値0.3!専門的な数値ですが、これ、なかなかに良い数値なんです。
家全体のスキマを1箇所にかき集めても、合計で32㎠という結果です。
名刺が50㎠なので、名刺の半分ちょっとくらいの大きさです。
気密施工をしないと、同じ大きさの家でもA4サイズの紙1.5枚分くらいのスキマができると言われています。
実際に比べてみると大きな差です。
大手ハウスメーカーでも、C値(気密値)は公表していなかったりします。
夏や冬にどのような違いが出るかは、言葉で説明せずとも、ですね。
モデルハウスは年内に完成します。
みなさまのご来場を楽しみにしております。