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2018/06/06

木材店の社員旅行 in 高野山・吉野~前編~

 

5月中旬、平田木材店では1泊2日の社員旅行へ行ってまいりました!

日帰り旅行には毎年出掛けているものの、
宿泊ありの社員旅行は、なんと4年ぶりの開催となりました。

「木材店の社員旅行」ということで、行先は、高野山と奈良吉野へ。

家庭の都合などで全員が揃うことはできなかったのですが、
あつまったメンバーで、楽しみながら「木といきる、日本の文化」を学んでまいりました。

 

■1200年の森林づくり、高野山。

 

 

平田木材店の事務所へお越しの方はご存知と思いますが、打合せスペースにあるのは、高野山の森で育まれた木「高野霊木」の机です。

 

 

人の手でつくられた森は、適度に間伐や枝打ちを行い、光の入った良い環境に保つための森林管理が欠かせません。

 

そんな森林管理の一環で、高野山の森から生産される原木を製材・加工した木材が「高野霊木」ですが、今回の社員旅行では、この高野霊木のふるさとを訪ねました。

歴史に名だたる人物のお墓が、所せましと続く、奥の院。
お墓を見守るように、高野槙(コウヤマキ)の巨木が立ち並んでいます。

 

 

ちなみに下の写真は、奥之院に立っていた霊木の切り株です。
大きさが伝わりますでしょうか?

 

 

金剛峯寺境内案内人によるガイドを受けながら、面白い形の樹々に名前を付けてみたり、戦国武将のお墓を見つけながら、奥之院を巡りました。

 

 

約1200年前、この地で弘法大師空海が金剛峯寺を開創されました。

そんな高野山では、豊かな森林を引き継ぐために、
現在では金剛峯寺山林部が森林の管理育成を担っておられます。

 

そんな山林部の理念の一つとして、「共利群生(きょうり ぐんじょう)」という言葉を教わりました。

 

そこには、「生きとし生けるものが共に扶け合うというお大師さまのお教えが込められています。

 

” 守ることと、使うこと。 ”

 

平田木材店も地域に根差した企業として、京若狭エリアの資源を使わせていただきながら、永く守っていく大切さを高野山の森林づくりから学ぶ、一日目となりました。

 

 

1日目の高野山訪問につづき、
後半のブログでは、吉野林業発祥の地・奈良県川上村ですごした2日目のレポートをお届けします。