5月中旬、平田木材店では1泊2日の社員旅行へ行ってまいりました!
日帰り旅行には毎年出掛けているものの、
宿泊ありの社員旅行は、なんと4年ぶりの開催となりました。
「木材店の社員旅行」ということで、行先は、高野山と奈良吉野へ。
家庭の都合などで全員が揃うことはできなかったのですが、
あつまったメンバーで、楽しみながら「木といきる、日本の文化」を学んでまいりました。
平田木材店の事務所へお越しの方はご存知と思いますが、打合せスペースにあるのは、高野山の森で育まれた木「高野霊木」の机です。
人の手でつくられた森は、適度に間伐や枝打ちを行い、光の入った良い環境に保つための森林管理が欠かせません。
そんな森林管理の一環で、高野山の森から生産される原木を製材・加工した木材が「高野霊木」ですが、今回の社員旅行では、この高野霊木のふるさとを訪ねました。
歴史に名だたる人物のお墓が、所せましと続く、奥の院。
お墓を見守るように、高野槙(コウヤマキ)の巨木が立ち並んでいます。
ちなみに下の写真は、奥之院に立っていた霊木の切り株です。
大きさが伝わりますでしょうか?
金剛峯寺境内案内人によるガイドを受けながら、面白い形の樹々に名前を付けてみたり、戦国武将のお墓を見つけながら、奥之院を巡りました。
約1200年前、この地で弘法大師空海が金剛峯寺を開創されました。
そんな高野山では、豊かな森林を引き継ぐために、
現在では金剛峯寺山林部が森林の管理育成を担っておられます。
そんな山林部の理念の一つとして、「共利群生(きょうり ぐんじょう)」という言葉を教わりました。
そこには、「生きとし生けるものが共に扶け合う」というお大師さまのお教えが込められています。
” 守ることと、使うこと。 ”
平田木材店も地域に根差した企業として、京若狭エリアの資源を使わせていただきながら、永く守っていく大切さを高野山の森林づくりから学ぶ、一日目となりました。
1日目の高野山訪問につづき、
後半のブログでは、吉野林業発祥の地・奈良県川上村ですごした2日目のレポートをお届けします。