住宅の気密性の話をすると、こんなことをよく言われます。
「気密性を高めても、換気扇や給気口があるから意味がないのでは?」
結論から言うと、意味はとてもあります。
気密性の低い家は換気扇などに「加えて」他にも穴があるので、当然、気密性の高い家の方が外の影響を受けにくくなります。
気温だけでなく、除加湿の効率や遮音性にも影響します。
少し細かい話をします。
気密施工を行っていない場合、換気扇を回すと約80%が隙間風として入ってきます。
給気口から入ってくる空気は20%程になります。
(画像は日本住環境株式会社 ブログより引用)
給気口とは違い、家のスキマにはフィルターがありません。
花粉やホコリも空気と一緒に入ってきます。
給気口からの給気が減り、どこにあるかわからないスキマからの給気が増えるので、換気扇だけでは換気が不十分な場所ができることもあります。
だから私たちは、今あらためて気密施工に取り組んでいます。
ただ、やっぱりコストはかかります。
どこにどれだけコストをかけるか、人の数だけ家づくりの正解があります。
そんななかで、あくまで私たちが新しいブランド住宅において大切にしている考え方ということで、ご理解ください!